半世紀以上前、日本の紡績会社が共同出資して西アフリカのナイジェリア🇳🇬で合弁会社をつくり、アフリカンプリントを生産していました。しかも、現地で採れるコットンから糸を紡ぎ、布を織り、デザインを染めるという一貫工場。それが日本のODA(政府開発援助)の先駆けだったという歴史的事実を知る人はそれほど多くないと思います。
当時、生産していたアフリカンプリントのデザインを京都工芸繊維大学の美術工芸資料館からお借りして、復活させようとしています。お店の常連の方々や大学の先生方から連絡を頂戴して手掛けることになりました。現代の日本で復活させるというロマンチックなプロジェクト、夏までに形にできたらいいなと企んでいます。
このプロジェクトのポイントは2つ。ひとつは、物理的にも心理的にも遠い「アフリカ」を馴染みのある布にのせて届けること。もうひとつは、京都の職人さんたちの力を借りることで、当時の大量生産の機械捺染ではなく必要量を生産する手捺染で形にすることです。そうして「アフリカ」で奮闘していた先輩たちの片鱗を現代の日本に残すことができれば、めちゃくちゃ意義があるんじゃないかと妄想しています。
背景にそんなことがあったなんて知らなくても、ただ可愛いと思って手に取ったアフリカンプリントが、実はそういう文脈にあって、服や小物になって街中を彩っていくことに、ひとりで密かにニヤニヤしようと思っています。一緒にニヤニヤしてくださる方がいれば嬉しいです。
今できることを精いっぱいやります!
